使い終わった紙パッケージを、新たな資源へ
使用後の紙パッケージを回収し、新たな製品へと生まれ変わらせる「紙パッケージの再資源化のしくみ構築プロジェクト」が、2026年7月22日より神戸市で始まりました。
本プロジェクトは、サラヤ株式会社、ネスレ日本株式会社、TOPPAN株式会社、一般社団法人アップサイクル、大本紙料株式会社、神戸市の6者が共同で取り組むもので、紙パッケージの回収から再資源化、アップサイクルまでの仕組みづくりを目指します。
紙パッケージを回収し、ハンカチなどへアップサイクル
紙パッケージの中には、複合素材や防水加工などの理由から、一般的な古紙として再資源化することが難しく、燃えるごみとして廃棄されているものがあります。
今回のプロジェクトでは、神戸市内の資源回収ステーション「エコノバ」4か所に回収ボックスを設置し、市民の皆さまから使用後の紙パッケージを回収します。
回収された紙パッケージは、一般社団法人アップサイクルが推進する「TSUMUGI」の仕組みを通じて紙糸へと生まれ変わり、ハンカチなどの製品へアップサイクルされます。回収に協力いただいた方への寄贈も予定されています。
「捨てる」だけで終わらせず、使用後の紙パッケージに新たな価値を与えることで、資源を循環させる取り組みです。
サラヤの紙製詰替パックも回収対象に
サラヤは、プラスチック使用量の削減を目的として、紙製詰替パックの開発・製造に取り組んでいます。
今回のプロジェクトでは、「ヤシノミ洗剤」詰替用、「アラウ.ベビー泡全身ソープ」、「HE液体洗たく用洗剤」などの紙製パッケージも回収対象となります。
サラヤは、神戸市内における自社紙パッケージの回収・資源化・アップサイクルの仕組みづくりを担うとともに、神戸市、一般社団法人アップサイクル、ネスレ日本株式会社と連携し、市民の皆さまへの広報・啓発活動にも取り組みます。
企業・行政・市民が連携し、資源循環の輪を広げる
本プロジェクトでは、各企業が持つ商品や技術、資源循環に関する知見を活かしながら、神戸市と連携して回収の仕組みを構築します。
また、使用済みの紙パッケージを実際に回収し、アップサイクル製品として目に見える形にすることで、資源循環について考え、行動するきっかけをつくることも目指しています。
企業や行政だけでなく、日々商品を使用する生活者の皆さまにも参加いただくことで、資源を「使って、捨てる」だけではない、新たな循環の仕組みをつくっていきます。
資源循環の仕組みづくりで持続可能な社会へ
1982年には日本初の台所用洗剤詰替えパックを発売し、容器包装による環境負荷の低減に取り組んできました。近年は、プラスチック使用量の削減に向けて、紙製詰替パックの自社製造も進めています。
今回の取り組みを通じて、商品の使用後までを見据えた資源循環の仕組みづくりに取り組み、生活者の皆さまとともに、持続可能な社会の実現を目指します。
プロジェクト「TSUMUGI」について
プロジェクト「TSUMUGI」は、使用後の紙資源や未利用の間伐材を紙糸に生まれ変わらせる取り組みです。紙糸は、天然繊維ならではの柔らかさと、軽量性、吸放湿性が特徴で、まるで自然の中にいるようなやさしい肌触りを感じることができます。しっかりとした縫製で、みなさまに長く愛用してもらえるようMade in Japanならではの技術が詰まっています。「TSUMUGI」という名前には、わたしたちと地球や社会・地域コミュニティを紡ぐ象徴として手に取っていただきたいという想いが込められています。


