2023年の活動報告
2010年からスタートした「サラヤ 100万人の手洗いプロジェクト」は14年目に入りました。2023年5月から2024年4月までの期間に行った活動の成果をご報告いたします。
このプロジェクトは、SDGsの17の目標のうち「3.すべての人に健康と福祉を」
「6.安全な水とトイレを世界中に」「17.パートナーシップで目標を達成しよう」
の達成に貢献することを目的に、ユニセフ・ウガンダ事務所を通じて、ウガンダ政府の衛生施策を継続して支援しています。
2023年度は、子どもや若者の参加促進、学校・議会・地域を横断する新たな連携の構築、衛生行動の定着に向けた文化的アプローチなどを進めた1年となりました。
「石けんを使った手洗い全国啓発ツールキット」の活用
全国手洗い事務局が開発した「石けんを使った手洗い全国啓発ツールキット」を使用し、9 月15 日~12 月15 日の期間で、テレビ局やラジオ局とのメディアキャンペーンを実施しました。手洗い促進メッセージが全国で放送され、ラジオを通じて550 万人以上、テレビを通じて250 万人以上にメッセージを届けました。
初の「全国学校 水・衛生シンポジウム」を開催を支援
ユニセフは、ウガンダ教育・スポーツ省主催の「第1 回全国学校WASH シンポジウム」の開催を支援しました。
ウガンダのほとんどの学校、特に農村部では、水や石けん、清潔なトイレ、更衣室、衛生的な生理用品など、月経衛生管理のための環境やインフラが不足しています。「どの子どもも取り残さない水・衛生サービスの再構築へ」をテーマに、国会議員、開発パートナー、研究者、政策立案者、支援者、民間セクター、子どもたち、メディアが一堂に会し、あらゆる年齢の子どもたちの健康的な生活とウェルビーイングに向けた基礎サービスを保証するため、学校における水・衛生分野をどのように改善するのか、その有効な解決策について討論しました。学校での水・衛生環境、衛生習慣に関するあらゆる問題にフォーカスし、 知識、解決策を学校で共有することを目的に、音楽、舞踊、演劇フェスティバルなどを用いたシンポジウムを実施しました。
衛生週間の開催
衛生週間は、地域住民の人間開発と社会的なウェルビーイングを高める方法として、地域社会にとって衛生が主要な生活習慣であることを強調識するための年次行事です。3 月22 日の「世界水の日」に先立つ行動中心のプログラムとして、毎年3 月に開催されています。
記念式典の全国テーマは「すべての人に持続可能で健康的な生活の鍵となる衛生を」。ラジオやテレビのトークショーなどで衛生向上キャンペーンを実施しました。
「世界手洗いの日」情報発信
記念式典は、北西部のアルア県で実施されました。「きれいな手は手の届くところに」をテーマに、数日間にわたり、政府、地域の一般市民、さまざまな関係者を巻き込み、多様な活動を行いました。
世界手洗いの日の前には、「石けんを使った手洗いの全国的拡大」に関する全国対話会を実施しました。国政府や地方自治体の代表者、地域団体、メディア、一般市民が参加し、手洗いを普及する活動への財源充当のニーズを訴える声などがあがりました。その他にも、ラジオ・テレビの情報番組やトークショー、ビデオドキュメンタリーなど、手洗いの意義を広めるための活動が行われました。
家庭での手洗い普及率の改善
家庭での手洗いの普及率は2022年より若干の改善が見られ、2022年の35.8%から2023年には36%に増加しました。 新型コロナ感染症の流行期間後の2022年に見られた普及率の減少傾向は止まり、手洗い率は上昇を続けると予想されます。
石けんを使った手洗いの推進活動を拡大・強化する一方で、水・衛生のインフラを拡大し、手洗いに関連する最適な行動変容の促進効果を確実なものにする戦略を進めています。






