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ニュースリリース

サラヤ株式会社(本社:大阪/代表取締役社長:更家悠介)は、フードチェーンの“サービス提供者”カテゴリで日本で初めて、食品安全マネジメントシステムの国際規格であるISO22000の認証を取得いたしましたことをお知らせいたします。


登録範囲「衛生管理システム構築のサービス提供」であり、食品衛生インストラクターと検査室業務のソフトサービス部署の業務全般になります。

近年、食に対する社会不安が広がり、食品に携わる企業に対する消費者の目は厳しさを増し、安全な食品を提供することに加えて、安心を保証する社会的な責任が強く求められています。また国境を越えた食材の国際化により、食品安全の問題は国内にとどまらずグローバルな問題となっています。そのような背景から原材料の確保から最終消費者にわたるまでのフードチェーン全体を対象とするISO22000は、従来の食品安全管理手法であるHACCPおよびISO15161の2つの規格の問題点を改善した食品安全マネジメントシステムとして世界的に注目されています。

サラヤ株式会社は、1952年に「手を洗うと同時に殺菌・消毒」という現在の薬用石鹸を日本で初めて開発・発売。以来57年に渡り、感染予防のリーディングカンパニーとして食品産業界における衛生管理のお手伝いをしてまいりました。なかでも平成元年にスタートした食品衛生インストラクター制度は、現場を調査、検査することで第3者の視点からお客様の抱える問題点を抽出・改善。また従業員教育に携わり、衛生意識の向上を図るなど、サラヤ独自の制度として多くのお客様から高い評価をいただいております。

この度のISO22000のフードチェーンカテゴリである"サービス提供者"登録範囲「衛生管理システム構築のサービス提供」での認証取得により、各社独自の基準により曖昧であった従来の衛生管理システムを、国際標準に基づき構築し提供することが可能となりました。

サラヤ株式会社は、これからも衛生管理で取引をする企業として、その業務をより精度高く維持し、食品業界の「安全」「安心」向上のお手伝いに努めてまいります。



認証登録証


〔認証取得の詳細〕
1 認証規格:ISO 22000:2004
2 事業所名:サラヤ株式会社
3 登録範囲:衛生管理システム構築のサービス提供
4 登録日:2008年12月8日(認証番号12 510 34993 TMS)
5 審査登録機関:テュフズードマネージメントサービス GmbH


ISO22000とは


ISO22000は、消費者に安全な最終製品を供給することを目的とするHACCPの考え方を軸とした食品安全マネジメントシステムの国際規格です。単に製造現場での品質管理を強化するだけのものでなく、健全な企業運営に欠かせない“経営ツール”として、組織全体のリスクマネジメント強化を可能にし、食品安全の取り組みを取引先や消費者に対して客観的に証明することのできる規格でもあります。

従来、食品の安全管理手法としては、HACCPおよびISO15161の2種類の規格がありましたが、以下のような問題が顕在化し、その問題改善のために発行されました。
従来の安全管理手法    問題点
HACCP    マネジメントシステムの概念がない
ISO15161    HACCPにある具体的内容が欠如しており、この規格自体が要求事項でなく指針である


※各ニュースリリースの情報は発表当時のもので、現状と異なっているものもあります。