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ニュースリリース

1月20日(金)に発生いたしました弊社大阪工場での中性洗剤漏洩事故について第2報のご報告させていただきます。
1月20日午前6時過ぎに、同工場に出社した社員が、洗剤貯蔵のために設置した40tタンク下部の配管継目から、中性洗剤が漏洩していることを発見しました。このタンクには中性洗剤が27t貯蔵されており、発覚後の液残量は約6tであったため21t前後の中性洗剤が漏洩しました。すぐさま工場内で回収作業を実施し、約13tを回収しましたが、約8tが工場外に流出したと思われます。当社の工場排水は約1kmの排水路を通り片山排水樋門から大和川に放出されますが、この溝は当社だけでなく24時間稼動している化学系の各工場などの排水も集められて放出されます。約8tの洗剤は、この約1kmの溝に滞留しながら、各社の排水に混ざりながら徐々に大和川に流出したものと考えられます。
事故発覚後は、ただちに、行政関係者にご報告し、それぞれのご指導のもと原因者として処理に着手し、事故への対応をさせていただきました。
具体的には20日(金)から22日(日)までに大和川とそれに通じる工場外の排水路から、洗剤を多く含む水及び泡を、タンクローリー車等を使い、約170t回収いたしました。
また樋門付近にはプール状の溜まりがあり、事故発生初期の段階で、ここに高濃度の洗剤が大量に流出したために約30匹の魚の屍骸が確認されました。確認された魚の屍骸は回収し処分いたしました。その後は大和川本流では、魚の斃死等は確認されておりません。
21日(土)8時から11時30分に、大和川片山排水樋門から堺泉北港まで7箇所を目視観察しましたが、片山樋門周辺で泡の発生しているものの大和川には流出しておらず、その他の地点では泡の発生は確認できませんでした。
金、土、日と回収作業を続け、排水溝での水質は平常に回復いたしました。また大和川本流でも水質も平常に戻っております。引き続き水質の監視は行う予定です。
23日(月)には関係官庁に伺い、本件事故の報告を行い、緊急事故対応の収束をご説明し、ご了承いただきました。
皆様にはご心配とご迷惑をおかけいたしましたことに改めて深くお詫び申し上げます。
この事故により、周辺住民の皆様や特に大和川の環境保全に取組んでこられた方々には長年のご努力を無にするような行為をしてしまったことに対して、深く謝罪申し上げます。
地域の環境に対する重大な責任を改めて感じております。今後このような事態を引き起こさないよう、再発防止に努めていく所存です。


※各ニュースリリースの情報は発表当時のもので、現状と異なっているものもあります。