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サステナビリティ

スナノミ症とは、スナノミ(Tunga penetrans)というノミを介して生じる寄生虫性皮膚疾患です。アフリカや中南米、インドなど20か国以上で深刻な問題となっており、ケニアだけでも200万人の患者がいると推測されています。WHOには、「顧みられない熱帯病(NTDs)」の「その他の寄生虫病」にスナノミ症が含まれるという正式見解が出されています。


スナノミが寄生した足



スナノミ症に感染すると気が付かないうちに症状が進行し、全身の壊死やリンパ管炎などにつながり、また不衛生な環境や誤った治療による敗血症、破傷風、HIV/AIDsなどの二次感染を引き起こす原因にもなっています。


NPO法人日本リザルツによる予防支援活動や、長崎大学のケニア研究拠点による実態把握、予防啓発、治療に関する人材、ボランティア育成を進めていますが、SARAYAもこれまでの処方技術を駆使し、スナノミ症の治療薬開発に挑戦しています。
処方開発の目途がほぼ立ち、ケニアでも治療薬として認可されたため、現在はウガンダでの許認可対応を進め、1日も早い市場導入を目指しています。