サスティナビリティ

レース・フォー・ウォーター財団をサポート

サラヤ株式会社は、弊社代表取締役社長 更家悠介が理事長を務める特定非営利活動法人 ゼリ・ジャパンと共同で、スイス・ローザンヌに拠点を置く環境保全団体「レース・フォー・ウォーター(Race for Water)」財団をサポートしています。

海がプラスチックでいっぱいになる!?

私たちの身の回りには、プラスチック製品が数え切れないほど溢れています。軽くて丈夫でありとても使い勝手の良いものですが、便利さがゆえ手軽に捨てられてしまい、きちんと処理されずに環境中に流出してしまうことも多いです。

近年、新たな世界規模の課題として海洋プラスチックごみがあります。環境中に流出したプラスチックごみのほとんどは、河川などから海へと流れ込むためです。

すでに世界の海に存在しているといわれるプラスチックごみは、合計で1億5,000万トンもあり、そこへ少なくとも年間800万トンが新たに流入していると推定されています。
このまま対策を取らなければ、2050年までに海に捨てられるプラスチックごみの総重量は、海に生息する魚の総重量を超えるとの試算もあります。
(出典:世界経済フォーラム公式サイト

2019年に開催されたG20大阪サミットでは、2050年までに海洋プラスチックごみによる追加的な汚染をゼロにすることを目指す「大阪・ブルー・オーシャン・ビジョン」が合意されました。
(出典:外務省公式サイト

新たな環境問題?「マイクロプラスチック」

一度放出されたプラスチックごみは容易に自然分解されず、多くが数百年間以上もの間、残り続けます。これらは海岸での波や紫外線等の影響を受けるなどして、やがて小さなプラスチックの粒子となり、それが世界中の海中や海底に存在しています。5mm以下になったプラスチックは、「マイクロプラスチック」と呼ばれ、海洋生物への影響などが問題視される声もあります。
(出典:WWF公式サイト

日本に環境意識を広めたサラヤ

『パールパーム石けん液』

サラヤは1952年に創業し、日本ではじめて薬用手洗い石けん液『パールパーム石けん液』と石けん液容器を開発・事業化しました。戦後間もない日本で赤痢などの伝染病が多発する中多くの人の感染予防に貢献し、それ以来日本の衛生環境の向上を牽引しています。

この『パールパーム石けん液』は使用時に水で7~10倍に希釈するため、持ち運びの労力や輸送費、容器、保管スペースなどの省資源型となっており、当時からすでに環境を考えて作られた画期的な商品でした。

パールパーム石けん液

『ヤシノミ洗剤』詰め替えパック

また1970年代の日本では、石油系合成洗剤による河川の汚染が進み、洗剤が社会問題となった中、創業から天然素材にこだわってきたサラヤは業界に先駆け、洗った後の排水がすばやく微生物によって分解され、環境への負荷が少ない植物系食器用洗剤『ヤシノミ洗剤』を発売しました。

1982年発売の「ヤシノミ洗剤」詰め替えパック

しかしながら、当時の食器用洗剤のボトルはすべて使い捨てで、そのため膨大な石油資源の浪費とゴミを産む結果となりました。そこで、1982年には石油資源の浪費とプラスチックゴミの減量にいち早く対応し、食器用洗剤で初めて「詰替えパック」を発売しました。

"脱・使い捨て" を目指した詰替パックは、1980年代に入り消費者の皆様にご理解いただき順調に推移、1991年にはエコマーク認定を受け長年にわたり詰め替え容器のマーケット拡大に取り組んでまいりました。

エコマークと業務用リターナブル容器

エコマークアワード2015

洗剤の詰替え容器で25年エコマークを取得し続け、詰め替えパックの継続採用と環境負荷低減の取り組みが評価され、サラヤ株式会社および東京サラヤ株式会社は、公益財団法人日本環境協会より「エコマークアワード2015金賞」を受賞いたしました。

この受賞は、サラヤが長年取り組む「リターナブル容器」などの業務用商品でもエコマーク認定を積極的に取得し、マークを製品パッケージに表示するなど積極的にアピールしている点も評価されました。

レース・フォー・ウォーター財団とは

2010年にスイスの起業家マルコ・シメオーニによって創設された、海洋に関する環境保全団体です。

2015年、1隻のヨットで世界17か所を横断しながら、海洋プラスチック汚染に関する海洋調査を行う『Race for Water Odyssey(オデッセイ)』プロジェクトを実施し、プラスチックごみは海洋中や浜辺に広範囲に存在することを突き止めました。

プラスチックごみの蓄積を現した図。
赤色部分が最も蓄積量の多い海域を示しています。

この結果を踏まえ、海洋プラスチック問題への具体的な解決策や啓蒙活動を目的とした第2の『オデッセイ』プロジェクトを2017年より実施しています。

太陽光や風力、水素といった100%再生エネルギーを動力とする「レース・フォー・ウォーター号」に乗船する研究員チームは、世界各地で海水を摂取し、海洋プラスチックや微生物の研究を行います。また、各寄港地では現地の政府関係者や子供たちを対象に啓蒙活動を実施しています。