| 低予算、自社制作の環境レポートでありますので、環境コミュニケーション大賞や東洋経済新報社の環境報告書賞には毎年応募はさせていただいていたものの、受賞できるなどとは、本当に思いもよりませんでした。 この2つの権威ある賞で受賞することができまして、心より感謝いたしております。そして今年版は、特別の気合いを込めて制作いたしました。賞に恥じないよう、精一杯の努力をしたつもりです。 |
この川沿さえ、半分程がプランテーションに変えられていたのを目の当たりにすると、切なくなります。
意外なことに熱帯雨林の夜は高原のように涼しく、適度に潤っています。森の中のコテージは、なぜかここに帰って来たような感覚、デジャブを感じさせる不思議な場所です。DNAの奥深い記憶が、本当の快さを思い出させてくれ、「癒し」などという言葉がむしろ相応しくない程心地よい印象が残っています。
ボルネオというところには、こんな心地よさや野生生物達の魅力を見せてくれる光の部分と、森林伐採やアブラヤシ産業が残している爪痕の影の部分を、ハイコントラストで際立たせて見せてくれる場所です。そして、影の部分のそもそもの発端はすべて私達のライフスタイルにあります。
製品を製造するメーカーも原料を調達する商社も一生懸命、安くて便利なものを求める消費者のニーズに応えようとして、結果、熱帯雨林をなくしてしまうことになった訳なので、突詰めると、すべてが日々の私達の消費生活から発していると気付きます。欲しいものの代償に失うものを考えないのは、幼い子供のようなものです。ものを消費するときには、代償はお金だけではないことをいつも忘れないと、心に誓います。
(高橋) |