| BCTボルネオ保全トラストの設立 |
| 持続可能なアブラヤシの栽培と、熱帯雨林の生物多様性の保護を両立するために、効果的な方法がひとつあります。 それは、野生生物のために川辺の熱帯雨林を保全することです。 |
| RSPOへの参画 |
| RSPOの8原則 |
| 1. |
透明性へのコミットメント |
| 2. |
適用法令と規則の遵守 |
| 3. |
長期的な経済的・財務的な実行可能性へのコミットメント |
| 4. |
栽培者及び製造・加工業者によるベスト・プラクティスの活用 |
| 5. |
環境に関する責任と資源及び生物多様性の保全 |
| 6. |
栽培者や製造・加工工場によって影響を受ける従業員及び 個人やコミュニティに関する責任ある配慮 |
| 7. |
新規プランテーションの責任ある開発 |
| 8. |
主要な活動分野における継続的な改善へのコミットメント |
|
RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)とは、アブラヤシの生産からパーム油類の販売・流通・消費までのステークホルダーが集まり、持続可能なパーム油の生産と供給、活用を探るために設立された国際的な非営利団体です。サラヤはこのRSPOに、2004年12月14日、国内に籍を置く日本企業として初めて入会しました。RSPOではパーム油が生産される環境に対して8原則と39基準を定め、持続可能なパーム油の生産に向けて参加企業が協力、対応しています。 この活動に加え、翌年2005年1月の第2回RSPO円卓会議の第1回総会(クアラルンプール)に弊社社長 更家悠介が参加し、ボルネオゾウ保護活動を含むアブラヤシ産業に関わる環境保全活動を表明しました。その様子は、前述の「子象の涙パートU」でも取り上げられました。第3回RSPOの後の第2回総会において主要河川の両岸1kmを保全林として残す決議案を提出しましたが、残念ながら採択に至りませんでした。 |
| BCTボルネオ保全トラスト |
|
| BBEC(ボルネオ生物多様性・生態系保全プログラム)は、JICA(国際協力機構)とサバ州政府の共同プロジェクトで、野生生物保護区の整備など様々な活動実績をあげ、5年間で終了しました。これを引継ぐ形でSWD(サバ州野生生物局)の関係者や坪内俊憲氏、霊長類学者のイザベラ・アンクレナス氏などが「緑の回廊」計画を構想しました。 「緑の回廊計画」を進めるBorneo Conservation Trust(ボルネオ保全トラスト)が2006年10月にサバ州より認可されました。これには、ZERIジャパンの理事長として更家悠介(弊社社長)も参画しています。 「緑の回廊計画」とは、サバ州のキナバタンガン川とセガマ川の流域に、ボルネオゾウ、オランウータン、テングザルなどのレッドリストの野生動物の棲息域が孤立した状態で点在しているため、これを動物達が行き来できるよう両川の沿岸に緑の回廊を整備する計画を進めるものです。回廊の確立に必要な流域の土地面積は2万haにおよび、すべてを整備するためには94億円が必要であると試算されています。 サラヤでは、主力商品であるヤシノミ洗剤のシリーズについて、売上の1%をBCTボルネオ保全トラストに寄付する寄付金付の商品を発売し、消費者の皆様にもご協力をお願いしています。(関連記事P21) |
| ● |
緑の回廊のための土地の確保 |
| |
キナバタンガン川下流の保護区などの野生生物棲息域は、現在2万7千haありますが分断されています。近隣のセガマ川流域も併せて、最終的には2万haの土地を確保します。 |
| ● |
生物多様性保全のために活動している組織や人々のためのプラット ホームを提供する |
| |
ボルネオゾウやオランウータンなどの野生生物、熱帯雨林、生態系などの研究・保全活動をしている組織や人々と連携をはかりつつ、活動や研究をサポートします。 |
| ● |
ネットワークの確率 |
| |
保護区に関心のある人々、周辺に住む人々、資源を利用して生産する人々、企業、それを利用する消費者など、すべてのステークホルダーをつなぎ、ボルネオ保全トラストの活動報告、野生生物や熱帯雨林などに関する情報発信を行います。 |
| ● |
有限地球生物圏における、持続可能な人間社会への変革を促進するモデルを確立する |
| |
環境教育、持続可能な資源利用、持続可能な観光業(エコツアー)などを行います。 |
|
| 「緑の回廊」の大いなる意義 |
| 川辺は野生生物生存の鍵となる重要な場所であり、熱帯雨林の中でも最も生物多様性に富んだ地域です。また、孤立した棲息域の野生生物は、遺伝子が均一化して、生命力が弱くなり、絶滅のリスクが大きくなります。孤立した棲息域を他の棲息域につなぐことで、絶滅のリスクをほとんどなくすことができます。 一方、周辺のプランテーションにも良い影響を与えます。川辺の森を保全することで、ここをねぐらにするイタチや猛禽類などがプランテーションに害を及ぼすネズミや害虫などを捕食します。さらに、プランテーションの表土流出を防ぐことができ、アブラヤシの生育にもプラスになります。 当然、川や海の保全にも役立ちます。表土の流出を防ぐことは川の水質を良くし、プランテーションからの肥料の流出も防ぐことができるので、川や海の富栄養化を防ぐことが出来ます。沿岸の珊瑚礁の保全にもつながるのです。 |
| ボルネオ環境保全活動の経緯 |
Back |
 |
|
 |
Next |
|